銀行から融資を受ける際に審査で重視されるのが会社の経営状況です。
特に銀行は審査が厳しく、赤字決算であると回収見込が無いと判断されてほぼ審査が通らなくなってしまいます。
事業を立ち上げて間がなく今後成長の見込みがあると判断された場合や設備投資に利用するなどの明確な場合には融資が受けられる事があります。
ただし、この場合でも税理士に依頼をして利用計画書を銀行に提出する必要はあるでしょう
ここで赤字決算がファクタリング取引に及ぼす影響を確認・解説していきたいと思います。
赤字でもファクタリングの審査は通る
回収見込が薄い会社に対し、融資の審査が通らないのはファクタリングも同様です。
ただし、ファクタリング業者の審査と銀行の審査では、重視される部分が違います。
銀行融資は、長期借入となる事が多いので、会社の成長性、安全性を重視して、融資が確実に回収出来るかどうかを審査します。
一方、ファクタリング業者は、「債権の存在」や「対象の債権が反復継続した取引であるかどうか」*1を判断します。
*1 一般的にを安く購入し、転売を繰り返している取引
銀行は長期での返済に重点をおいた審査なのに対し、ファクタリング業者は短期での返済を見越しており、前期が赤字決算であっても、債権が確実に回収出来るものと判断されればファクタリングの審査が通る可能性は高いです。