資金繰りの方法としてビジネスローンが一般的ですが、ファクタリングと比べるとどうなのでしょうか?
ファクタリングにかかる手数料は債権金額、ファクタリング業者によって異なるので一口にはいえません。
また、ファクタリングの種類によっても異なります。
ファクタリングには売掛先に通知する3社間ファクタリングと2社間ファクタリングがあり、手数料にも差があります。
2社間ファクタリングでは、売掛先を通さない2社間ファクタリングはファクタリング業者にリスクがあり手数料は高めな事が多く売掛金額のおよそ10%~30%が相場です。
一方、3社間ファクタリングでは売掛債権額のおよそ1%~5%が相場となっています。
ビジネスローンの金利
では一般的な資金調達に利用されているビジネスローンの金利はどうでしょうか。
まず銀行の金利で見てみると三菱UFJ銀行のビジネスローン・融活力が年2.35%~9.00%。
三井住友銀行のビジネスセレクトローンが年2.125%~。
東京スター銀行のスタービジネスカードローンが年6.5%~14.5%など。
信販系ではオリコのビジネスサポートプランが6.0%~15.0%。
オリックスクレジットのORIX CLUB CARDが6.0%~17.8%。
出光クレジットの事業者向け不動産担保ローンが年3.0%~9.8%。
セゾンのVIPローンカード事業コースが年9.49%~20.00%。
ビジネスローンを専門に扱う金融業者のものでは、ビジネクストのビジネスローンが年8.0%~18.0%。
ビジネスパートナーのスモールビジネスローンが年9.98%~18.0%。
日本保証のビジネスローンエール500が年9.8%~18.0%。
消費者金融系ではプロミスの自営者カードローンが6.3%~17.8%。
アコムのビジネスカードサポートローンが年12.0%~18.0%。
アイフルの事業サポートプランの無担保ローンが6.0%~18.0%。
ビジネスローンは低金利が魅力ですが、ファクタリングに比べると審査が厳しく借りにくいというデメリットがあります。
ビジネスローンも一見すると2社間ファクタリングの手数料よりも安いので魅力ですが、あくまでローンなので返済は必要です。
場合によってはファクタリング手数料よりも金利の方が高くなるケースもあります。
どちらが良いのか?
ファクタリングがビジネスローンよりも良い点は
・審査が厳しくない
・信用情報にマイナスの影響がない
ビジネスローンがファクタリングよりも良い点は
・低金利
・即日融資の業者がある
という長所がそれぞれあります。
どちらを重視すべきかによって使い分けることが重要です。